ダイズ・ダイアリー [Dai's Diary]

ダイズ・ダイアリーでは、何気ない日常とサイエンスのコラボレーション、英語記事、様々な社会問題に関して、筆者なりに論じています。大豆は畑の肉と言われるように、人間の血となり肉となります。ダイズ・ダイアリーも、あなたの知となり肉となれるようなブログを目指します。

【英語学習】英語最弱→TOEIC875点【ボキャブラリー編】part2

ダイズダイアリーからこんにちは。

ダイスケです。

 

今回は、前回の記事の続きです!! まだご覧になってない方はこちらからどうぞ。
dsukehello.hatenablog.com

 以前の記事では、

  • "ボキャブラリーを増やすこと"はどのような行為なのか
  • どのようなメリットがあるのか

ということに焦点を当ててお話してきました。つまり、"行為自体"に着目していたわけですね。今回の記事では、"具体的にどうやって私がボキャブラリーを増やしていったのか"についてお話します。巷にあふれるありきたりな勉強法とは、少しずれた方法論だと私は思っていて、その分違った価値・視点を皆様に提供できればと考えております。

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それでは早速、Let's Go!!

Third Step 繋がりを増やすための策略

それでは、システムの根幹を成す"点と点の繋がり"を作っていきましょう。私は具体的に、以下の点に注意して単語の繋がりを作りました。

  1. 単語を分解して語源を考える
  2. 日常体験・日本語と絡めて考える
まずは1.についてお話します。このポイントは、"英語めちゃめちゃおもろいやん!!"と感じる点と関係しています。英語は、ラテン語ギリシャ語、ゲルマン系、フランス語系 (それぞれ重複した言語の領域もありますが)まで、色々なところに語源を持った言語です。
例えば
とか。接頭辞のin(ラテン)とかunが否定を意味し、接尾辞のnees(形容詞)やment(動詞)、tion(動詞)は名詞を表す、みたいな。単語を分解することで、こういう知識が爆上げです。例えば、皆さんご存知"Important: 重要な"という非常に重要な単語を考えます。
  • port → 港の意もあるがここでは"運ぶ"の意味。PSPのPlay Station Portableの"Portable"は(Port(運ぶ)+Able(可能)) →持ち運びできる
  • Import → 内側に運ぶので"輸入する"。Imの接頭辞を持つ単語は多数あり、Impressiveがその代表例(内側にpressする+-sive(形容詞)→印象的な)。
  • Important → 内側に運ぶべきもの(-tant する人、するもの)なので"重要"
って感じで連想ゲームに近いです。これができると、知らない単語はほとんど怖くなくなります。だってなんとなく言葉の意味が分かりますから。これができるとマジで強くて、語彙力にしなやかさ、フレキシビリティが生まれます。
 
この行為を行っておくと、前回お話した通り"新たな語彙を定着させるのに必要なエネルギー"がどんどん小さく、省エネ化されていきます。自分は既に多くの点を持っているので、その新しい点を組み込むと瞬時に多くの点と点のつながりが生成し、ネットワークになじむイメージです。
 
なので、ここで重要なのは"単語を分解する習慣をつける"こと、"単語の語源に興味を持つこと"です。
 
記憶する情報が多くなる程大変なイメージですが、その間に関係性を持たせることで"より簡単な" Inputが可能です。
 
前述の語源を気にしてみると、
  • 日本語とのつながり
  • 他の語彙との共通項というつながり
が誕生します。英語のみならず、言語体系としてのネットワークを考えることが重要です。このことについては後述します。
じゃー結局あんたは、どんな方法でやってたのさ??
とお思いの方。ここまでもったいぶってすみません(笑) 
私が行っていた方法
  • 時間 : 入眠の30分前
  • 単語量 : 流し読みで100単語程度を反復する
  • ハイライトはしてもOK(苦手な単語の見える化)
  • 単語をどこかへ書き写したりせず、すべて頭の中で完結させる
  • 自分に合った語彙本を3周する。没頭する。
って感じです。ただひたすらに、"新出単語との接触回数を増やすこと"と"頭の中で完結させること"を意識してください。それではなぜ1単語1単語にフォーカスしないのか。
それは、その本自体で語彙のネットワークを作るために、あえて俯瞰的な方法で単語を捉えるのです。
私はこれら三冊に没頭しました。表紙が破れたりしてしまっているのは大目に見て下さい笑

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俯瞰的に単語を学習していくことで、
  • その語彙本の中での単語と単語の繋がりが、自分の中で見えてきます
  • 語彙本を3周読み終わるころには、その単語が大体何ページくらいにあるのか、位置情報までもがインプットされます
これを一週間続ければ、あなたの語彙力は格段に向上します。
 
 
続いて、2.について。これも繋がりを多く、ネットワークを頑強にするための工夫です。少し話が飛躍しますが、日本語について少しだけ...
 
日本語は、柔軟性の非常に高い言葉であるといわれます。毎年のようにいわゆる"若者言葉"が誕生していきますし、使われなくなった単語は"死後"としてさっさと排除されていきます。日本語の体質的には、代謝が活発なのです。
 
柔軟性の観点から言えば、
  • ひらがな
  • カタカナ
  • 漢字
と、表現方法の組み合わせは無限大といえる程に豊富です。この性質は、日本語を学習する外国人を苦しめますが、一方で我々が外国語を学習する上では生かしていきたいです。
 
我々の日常には、様々な英語が潜んでいます。ほんの少し例を挙げると、、
などなど、枚挙に暇がありませんね。このような単語の意味を、皆さんは調べたことがありますか?? 聞いたことはあるけど、英語の意味を調べたことがない?? 
 
ここではあえて答えを言いません。知らないものがあったら調べてみてください。
 
"日本語では知っているのに英語での正確な意味は調べたことがない"というのが大きなポイントです。ここで、知らない単語を調べたあなたには、英語と日本語の間にネットワークが形成されます。日常には、まだまだ、まだま~だ、こういった単語が潜んでいると思います。
 
英語という垣根を越えて、日本語や外国語、日常に潜む小さなヒントを利用した学習こそ、"身になる"学習であり、テストのため(手段の目的化)ではない真の学習となるのです。
 

おわりに

本当に、これで大丈夫なの? 大丈夫です。少なくとも私はこれを継続することで、語彙力が大幅に向上しました。

  • 単語本来の意味を分解して考える
  • 日々に潜む小さなヒントに敏感になる

これだけです。小手先のテクニックというよりは、語彙を増やすのに有効な姿勢ですね。具体例として、私の実践方法もお話しました。 

 
前回と今回で紹介したステップを踏めば、一週間前の自分は今と比べて、語彙力が大幅に向上していると思います。このステップを繰り返す内に、紹介したステップの修正を重ねながら、"自分なりの語彙学習方法"が確立されていきます。

 

この方法論を自分のものにし、語彙を手に入れたあなたは、英語習得の80%をすでに終了しています。残る20%については、次回以降お話していきます!! 皆さんは、どのような工夫をして単語を覚えていますか? 是非コメント欄で教えてください!!!

 

最後に、記憶方法について書いたオススメの本を紹介しておきますね!!

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます!!!

 

それでは、まったね~

 

Carpe diem

 おすすめの記憶に関する本

[新版]ホイホイ記憶術

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