ダイズ・ダイアリー [Dai's Diary]

ダイズ・ダイアリーでは、何気ない日常とサイエンスのコラボレーション、英語記事、様々な社会問題に関して、筆者なりに論じています。大豆は畑の肉と言われるように、人間の血となり肉となります。ダイズ・ダイアリーも、あなたの知となり肉となれるようなブログを目指します。

【初投稿】最初にして最後の2019年記事。

 

ダイズダイアリーからこんにちは。ダイスケです。

皆さん。ご無沙汰しております。

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って、いやいや、あんた誰よ。

 

 

そうですよね。そうなりますよね。もうブログを最後に書いたの、昔過ぎて。

最後のブログは2018年11月21日で終わっていました。ヤバすぎ。

 

ご無沙汰の間に、太陽の周りを地球が一周しちゃった。地球速すぎ。

 

それでもブログはちょくちょく覗いてました。

昨年、読者となってくれた方は、今でも読者でいてくれて。

ブログを更新しないでいても、あれから1000人以上の方に見てもらえて。

そのちょっぴりの幸せを、口角を0.5mmほど上げて噛み締めていました。

 

あの一か月は頑張ってよかったなと。そう思えたのも皆様のお陰です。

ありがとうございます。来年は少しずつでもブログ書いていこうかなと、そう思う今日この頃。

 

では本題に。

 

今回、何故このブログにて、再び筆を執ったのか?

 

それは記事タイトルでバレてますが、今年の振り返りをしたいと思ったからです。Facebookではそんな長文書きたくないし、自己完結すると散らかった文章になるし…

ってことで

はてなブログを選びました。自己満ですが、人に見られると少しでも思うと、ネット空間を今後さまようと思うと、少し気が引き締まるものです。

 

2019年12月31日。

 

ダイズダイアリー読みたいなー、と考えている人も多いと思ったので(2019年の活動記録と反省が2割、ブログご無沙汰の言い訳が8割)、電車の中とか、トイレの中とか、布団の中とか、こたつの中で読んでください。もしよければ。

 

ってことで、早速振り返っていきましょう!!

2019年冒険記

今年は本当に活動的でした。人生で一番活動的でした。冒険してました。後悔はありませんが、多くの学びがありました。動けば動くほど、“はじめて”に遭遇し、悩んで、一皮むけて、また動いて。止まることを知らなかったので、12月の初めには息切れしたり、人に迷惑をかけたり。

自分の生産性を維持するための活動ペースとか、本当に考えるようになりました。

まずは、事実ベースで何をやったか備忘録的にまとめてみます。

意外と長くなってしまったので、興味のない方は所感まで飛んで下さいまし。

活動録

2019年通年
  • 日記: 一年を通してgoogleカレンダーに記録。その日の学びや感情の動きをメモ。
  • 1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365: 読破。1日1ページをやり切った。googleカレンダーにメモを取った。
  • NHKの筋肉体操: 1週間に2回。胸筋、腹筋、スクワット。頭からトレーナー(谷本道哉先生)の声が離れなくなった。
  • プチ断食(朝ご飯を食べない)
  • 日商簿記原価計算書級
  • FP技能士:3級取得
2019年1月
  • 卒業論文の執筆(110ページ、54000字。ダイズダイアリー約27本文)
  • 学校内新施設のお披露目式司会
  • インターンシップ先の各論研修に沢山参加(科学教育&創業系の企業)
  • ノロウイルスにやられた。辛かった。
  • 成人式、幹事をした。
  • インターン先でプロジェクトの立ち上げ。
  • 研究の最終発表。
2019年2月
  • 山中伸弥教授の話、“万事塞翁が馬”に感動(もちろんYoutubeで視聴)。
  • 自分の研究に昼夜明け暮れる。生物実験を沢山遂行。
  • 研究データ(具体的には植物プランクトン懸濁液の吸光スペクトルにおける特定波長のピーク)に遭遇して初めて全身で幸せを感じる。泣きそうになる。
2019年3月
  • とある学校にて、実験教室のアシスタントを行う。
  • 社会実装関係の会に参加。賞をもらう。
  • インターンシップのプロジェクト関連で九州初上陸、飛行機に乗り遅れる。
  • 学際的なテーマの集う学会にて、パネラーとして登壇する。研究のあり方について考える。
  • 水環境の学会に参加。賞をもらう。
  • 湯河原温泉旅行。
2019年4月
  • Natureの講演を聴講。大隅先生(ノーベル生理学・医学賞)と直接お話する機会を得る。“先生が今、20歳になったら何をしますか?”。
  • 同級生内で朝の勉強会を企画し始まる(3-4か月で自然消滅)
  • 研究室の教授に対してインタビューをする。ライターを務める
  • ペットの金魚が天国へ行く、楽しい時間をありがとう
  • GWに友人と約400kmのサイクリングを敢行。精神的に折れかけるも、伊豆半島最南端へ到着し、無事帰宅
2019年5月
  • 廃校イベントボランティア
  • 電子回路を組んで自作インキュベータを組もうとするも苦心
  • 人生で初めて瞑想のやり方を教わる
  • 日本学術会議に潜入
  • 人生初ワークショップ開催(キャリアパスセミナー)
2019年6月
  • 友人と、アイデアをビジネスに落とし込みたい、という話になり、休日の活動が始まる→同じようなビジネスをしている人にインタビュー
  • 浅草の素敵なお店、和加奈のウェブサイト制作開始
2019年7月
  • 人生で初めて講義を行った
  • 人生初、芝刈機運転。宇宙兄弟、ムッタの気分を味わう。
  • 大学院で一か月間のインターンシップが始まる。通学2時間生活スタート。
  • TOEIC 860点 (前回比 -15ポイント)
2019年8月
  • 人生が変わり始めた。宇宙への熱が再燃を始める
  • とりあえず、私にとっては新しい人種に会いまる
  • 人生初の献血
  • タイへ行く。ヒッチハイクとかしたり、プラプラ歩いたり。飛行機に乗り遅れる
  • インターンの卒業を決める
  • Tokyo Startup Gateway 1st stage通過
  • 沖縄で休養、北部での滞在なので天の川銀河がすこぶる綺麗
2019年9月
  • 人生初宮城は仙台に上陸。学会。→滞在先の家族が優しかった。松島で黄昏。ヒッチハイク
  • 学校のプロジェクトでご縁があり、中学の母校を伺う
  • ファイナンシャルプランナー(FP)試験合格
  • タイ語でスピーチをしてみる
  • 富士通元副社長の話を直接伺う→米国スタートアップに興味を持つ
  • 土井宇宙飛行士のお話を伺う
  • Tokyo Startup Gateway 2nd stage通過(ここで敗退)
  • 和加奈、ウェブサイト完成(日本の伝統的な精神性を大切にした、浅草にあるお店です。今は失われつつある多くの心意気に、品物を通して触れることが出来ます。今の時期だとポチ袋がおススメです!!)
2019年10月
  • 赤坂にて宇宙ベンチャーのお話を伺う
  • 宇宙飛行士勉強会を仲間と始める
  • 祖母が他界する、ヒトの生と死について考えさせられる、最後に勉強させてくれたのかな? 向こうではゆっくり休んでね
  • 結婚式の二次会に初めて参加する@六本木ヒルズの摩天楼にて
  • 簿記合格
  • 断食をしてみる、想像以上につらい
  • 落合陽一のエンジニアについての話を聞く@渋谷ソラスタ
2019年11月
  • 研究中間発表
  • 高尾山山頂から成田山新勝寺まで歩く(総歩行距離140km, 36時間)、肉体の限界に挑戦 with 2人の相棒
  • テイラースウィフトのイベントに抽選で当たる、中学生からのマドンナが目の前にいた、顔ちっさくて足長くて、すごかった(語彙力)
  • 宇宙教材開発団体設立

twitter.com

2019年12月
  • 毛利宇宙飛行士のお話を伺う
  • 自身の宇宙教材開発事業に関して登壇&企画展
  • 沖縄で常夏クリスマス、脳みその体感が追い付かない、半袖で聴くwhite christmasは粋だ

読書録

 続いて、読書録。2019年のダイスケの思想形成に大きく影響したヤツらです。もし時間が出来たら(だいたい作らないと出来ないけど)、お気に入りの本を紹介したいなぁ、と思ったりします。来年はもう少し沢山、いろんな考えに触れたいな。

所感

以上が、2019年のダイスケを形作ってきたほぼ全てです。何だか色々なことをやっているようで、やっていないようで、やった年です。

 

2019年の前半は大局的な目的意識のないままに、好奇心の赴くままに動いた。

2019年の後半は、特に8月を境に、選択と集中を意識して動いた。

 

これは後述しますが、会う人の変化に大きな影響を受けています。いずれの期間も人生の肥やしになったことは間違いありません。2019年も総じて幸せでした。だから、今年お付き合い頂いた皆様には、ありがとうございます、の一言に尽きます。

2019年反省記

 さあ、本題です。今年はどんな年だったのか?

  1. ダイスケの弱さ痛い程に知った
  2. 人生は有限であることを知った
  3. 人に生かされていることを知った

その上で、

  • 私が宇宙へ行きたいことを、再び知った

って感じですかね。前述した色々な出来事から得られた学びを抽象化して、ねるねるして、混ぜ混ぜして、射出成型するとこんな感じになりました。

 

まず1つ目について。→ダイスケの弱さ痛い程に知った

ダイスケは、結構傲慢な奴で、おごり高ぶっていた奴で、ブイブイ系な奴だったと、過去を振り返ってみて感じます(今もまだそうかもしれませんが…)。なんでもできる、気合と情熱で乗り切れる、という脳筋にプラスして、超ポジティブ。

 

ここに問題は無いのですが、常に願望通りに物事が流れる(と思っている)ユートピアに住んでいること、そのことのリスクを把握していないことがまずいと思い知りました。過信にも近いこの感覚。言葉を与えるならば、

 

ダイスケは希望的観測マンf:id:dsukeHello:20191231011052p:plain

なのです。ポジティブシンキングが無ければ、

が難しくなります。でもポジティブに考えることを、日常の生活習慣やタスクの管理に持ってくることはあまり良くないと気づきました。

 

ここに、混ぜるな危険の人格をもう1人発見します。

 

ダイスケは割と自分に厳しいマン

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不確定要素が多い生活において、ポジティブ過ぎると、理想と現実の齟齬への感度が悪くなり、悪くなったら自分に厳しくなるので…

肉体的にも精神的にも辛い時期を、今年は何度も経験しました。

でも、この洞察は、

  • 本を読んでも生まれてこない
  • 体験からしか生まれてこない
  • 考えないと生まれてこない

ので、時間をかけて知ることが出来て良かったと思うのです(ここでもポジティブ)。

この弱さをカバーすることが、定常的なアウトプットに繋がると考えています。

 

続いて2つ目→人生は有限であることを知った

これも色々な今年に起きた体験とか、読書体験が相まって得られた洞察です。

読書体験の中では、臨床心理学者メグジェイ先生の著書"人生は20代で決まる"に特に感化されました(超Activeな友人による薦書)。要約すると…

 

人生の重要な決断の8割は20代に行うという調査結果から、社交、恋愛、仕事においてどのような態度でYouは接していく?

 

って本です。おすすめ。

 

この本を読む前にも、私は自分で概算したことがあります。

  • 仮に医療レベルが発達して私の寿命は85歳となった未来
  • 加齢に伴い体感する時間は反比例的に減少する(ジャネーの法則)
  • 1歳から85歳までの積分を行う

すると既に、人生の半分くらいを過ごしてしまった計算になるのです。まだまだ人生これから、と思っていたら。eyeからうろこですよ。そしたら、今この時間に何をするかって、めちゃめちゃ大切なんじゃないかって思うようになりました。

全ては、幸せにあの世へ行くために。

って考えると

  • 今から宇宙と接すること
  • 自分の出来ることを極めること
  • 自分の出来ないことを出来る人と会う事

が大切になってきました。だから、2019年の後半は、"選択と集中"に集中するようになったんです。そういう意味では、有限であるというそのことを認識できて、とってもラッキーだったと思ってます。昔よりも、毎日を生きている感じがしてきます。

やりたいこと仕事をしないのは、老後にセックスを取っておくようなもん

ウォーレン・バフェット

この言葉、ロック過ぎませんか? でも、本当にそう思ってます。心の音叉がプルプルしています。

最後に3つ目→人に生かされていることを知った

1つ目のトピックに関連しますが、私は自分の生きたい世界に生きていました。現実と思考の狭間の世界のような。人間、見たい世界を見て生きている、の典型のような。

 

昔から、私は人の考えていることを想像したり、相手の立場に立って考えるのが苦手です(実は今も)。なので、直ぐに自分の世界での言葉を発してしまいます。

 

でも、この世界を構成するのは、私の世界だけではないことを知りました。これ、もう皆さんにとっては当たり前のことでしょう? 私も頭では分かっているつもりでした。

例えば、私はこの言葉が昔から好きです。

There are no facts, only interpretations.

Friedrich Nietzsche

ニーチェの言葉。全ては解釈だと。でも私の下した解釈は、あたかも事実かのように錯覚している自分がいました。あとは、生物学者ユクスキュルの、"生物からみた世界"でも同じような哲学を根底に感じます。

生物から見た世界 (岩波文庫)

生物から見た世界 (岩波文庫)

 

この事実を受け入れるようになって、自分の見ている世界を少し懐疑的に捉えるようになりました。自分に自信が無くなったわけではなくて、ただ疑うようにしてみたのです。

これは、本当の意味の謙虚の始まりであり、自分の世界からの脱却だと感じています。

 

そんな事を考える中で、私がピンチになった時、多くの人が私の事を考えてくれました。私は、他の人の世界に生かされていると思うようになりました。

これが最後の気づき。

 

そして、最後の最後。

  • 私が宇宙へ行きたいことを、再び知った

これです。中学2年の春から宇宙を見上げてきて、もう何年も経ちました。その中で、英語だったり研究だったり、宇宙を一緒に目指す仲間だったり、本当に沢山の幸せを享受してきました。

でも中2で宇宙兄弟を読んだ、あの時のあの感じが、過去のものに感じられていました。それが2019年の7月までのお話。

ここから、まじで嘘みたいな、ロマンチックな、耳がこそばゆい話になるのですが…

 

話して良いですか?

 

あ、否応なしに話すんですけどね。笑

 

あれは、8月6日夜中の話。

 

何だか眠るにも眠れず。

気分でベランダへ。

夏風が気持ちよくて、ぼーっとしていました。

夜空を眺めてました。

 

そこへ、一筋の流れ星。

 

この1発にやられたんですよね。

くすぶりが炎に変わった瞬間を味わいました。

ここから宇宙との日々が、また始まりました。

 

私にとっては、宇宙兄弟に出会って以後が第2の人生なら、この流れ星以降は第3の人生と定義できます。そこから、宇宙に関する色々を画策しはじめたのでした。

2020年展望記

ということで、反省記も終わりました。いよいよ2020についてです(ニーゼロニーゼロ、って何か良いよね)

 

現状を鑑みると、今やるべきことは結構見えてます。

なので、抽象度の高い目標設定を。

 

来年はどんな年にしたいか、どうなりたいか。

  • 感謝を忘れない、当たり前を当たり前と思わない生活
  • 家内安全、健康祈願
  • 地に足のついた宇宙人間 (リアルを駆使してビジョンに近づく人間)

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といった感じです。マイペースに、それでいて楽しく。焦りすぎず、本質を見据えて。

 

来年は、

  • 私の人生が大きく変化する、決断のポイント
  • 宇宙教材開発事業の本格化
  • 環境研究の総まとめ

という大仕事がやってきます。今からワクワクが止まりません。

一年後の今日、私はどんな世界を見ているのでしょうか。どんな気持ちでしょうか。

おわりに

本当に久しぶりにブログを書きました。とっても楽しい。

時間を忘れてた。

 

こうやって文章に落とし込むことで、結構今年のやってきたことも整理されてきて、一年間をしっかりと振り返れたような気がしています。

 

今年、お話をしてくれた方々、時間を共有した方々、その大小、多少にかかわらず、あなたとの時間が今の自分をつくってくれました。今年もお世話になりました。ありがとうございます。

 

みなさんの2020が、人生最高の年になることを祈念して。良いお年を。

来年も宜しくお願い申し上げます。

 

Carpe diem