進化の心得~学習におけるプラトーの重要性~
おはよう、こんにちは、こんばんは。
ダイスケです。
昨日は体調不良のため、一日安静にしていました。風邪ではありませんでした。
やりたいことがあったので、朝4:30に起床したら、左耳からとんでもない耳鳴り、めまい、砂嵐のような雑音が。
俺の左耳、覚醒した?! 異世界のチャンネルと繋がった?!!
と本気で思いました。気分悪かったし、人生初の経験でしたね。びっくり。
調べてみると、疲労や心理的ストレスからくる"突発性難聴"の兆候と酷似していたことから、昨日は大事をとって学校を休みました。耳鼻咽喉科が定休日だったので、一日安静にしていました。
世の中はハロウィーンでパーリナイの傍ら、私はここ最近で一番落ち着いた一日を送っていました。なんて(素晴らしい)日だ。
症状の原因として挙げられた、疲労や心理的ストレスに関して、色々自己分析をしてみたので、学習理論を交えてお話できればと思います。
ここ最近の自己分析
この章では、最近の自己分析についてお話します。私自身、人よりは自分についての分析をしている人間であると自負しています。この習慣が始まったのは3年前、あるきっかけから客観的に自分を捉える必要があると感じたため。まずはその手段として、日記を始めました。今まで3年間、一度も欠けた日はありません。そこから
- 食事
- 後悔したこと
- 心の動き
を記録したりしています。最近は、日記生活の改革を行って、紙媒体から電子媒体に移行しました。これでいつでもどこでも記録が可能であり、また記述効率化も達成しました。Googleカレンダーを愛用しています。ちなみに、使用画面はこんな感じ。
予定、日記、考え事がびっしり埋まっています。
また、今年の8月からウェアラブルデバイスを利用して睡眠や脈拍、運動のトラッキングも行っています。なんか、こうやって自分を色々な視点から分析するの、好きなんですよね。自分の体が実験供試体って感じ。何だか変態じみてきましたが、ここから得られたことを根拠に、お話します。
結論から申しますと、、
平均心拍数の推移(bpm)、活動量(step数)などから異常は確認されませんでした。問題は睡眠です。
バーの長さが睡眠時間、色が"睡眠の質"を示しています。睡眠の質は主に、睡眠時間、睡眠深度、規則性、睡眠中断数のファクターから導かれます。すると、ここ一週間はあまり良い睡眠を得られていないことが読み取れます。
過去に私は、日中に最高のパフォーマンスを引き出すために、睡眠について本を読み漁り、自身の睡眠分析をしたことがあります。その分析結果から、私の体質的に7時間~8時間の確保が理想的であり、睡眠時間の観点からも満足できていません。また、寝る直前にBlogをいじったり、動画サイトを見ることで脳が興奮状態となり、理想的な入眠が達成されていないことも、睡眠の質低下の原因として考えられます。今度、睡眠についてもこのBlogにて取り上げます。
では次に、この様に睡眠時間を圧迫しているものは何なのか、ということについて考えます。
私の習慣
私には並行して行っている習慣が結構あります。継続期間と所要時間を併記すると、、
- 日記 : 3年 (15-30min)
- 金銭支出管理 : 2年 (2min)
- パワーナップ(20-30分間 : 厚労省推奨) : 3か月 (20-30min)
- 食事1日2回(カロリーベースで平均成人男性と同等摂取) : 3か月 (Total 90min/day)
- 筋トレ(週2回) : 2か月 (30min/回)
- 食事記録(食品記録、カロリー計算) : 6か月 (Web移行後2か月) (Total 15min/day)
- 活動量記録 : 2か月 (-)
- 睡眠トラッキング : 3か月 (Web移行後2か月) (-)
- Blog執筆 : 1週間 (New) (120-150min)
- 研究活動後21:00までデスクワーク : 1週間 (New) (120-180min)
と、小さいものから大きなものまで沢山あります。特に、3か月ほど前から習慣がかなり増加していることが分かります。ここら辺で、やることは増えているのに自由な時間が増加、生産性の上昇を実感しています。
この様に文章として明記すると、一日のかなりの時間を習慣に費やしていることが読み取れます。ここに研究活動や企業でのプロジェクト参加が加わると、休息がないがしろにされてしまうのも頷けるような気がしてきました。
しかし、前述の睡眠時間は日中のパフォーマンスと超密接に連動していることを知っているので、今後の方策を考えなければなりません。
ここで問題点を整理すると、
- 休息(広く言うと睡眠導入期間、睡眠・休息の質)に問題有
- 一日にこなすべきタスクが非常に多く、なかなか休息の時間を取れない
ということになります。よって、まずやるべきことは
- 休息の質と効果を最大化する
ということが言えそうです。なので、"人間の休息に関する生理学"の知識を吸収していこうかと。そういったことに詳しい方がいたら教えてください(笑)。例えば実践している睡眠導入時の習慣や、睡眠を心掛けたタイムスケジュール、食生活など。
今後、Blogでも"休息の質向上運動"に関する進捗を、不定期で更新していきます。
問題点の追加で、
- 新たな習慣を始めたばかりである
ということも挙げられます。こちらは時間が解決してくれる問題ですが、重要です。特に、Blogの執筆については未だ慣れていないので、大きなエネルギーを費やしています。Blog執筆の習熟までは、時間の圧迫が起こることは予想されるので、ますます休息が重要になってきましたね。
学習の過程で発生するプラトーの認識
ここで、
- 新たに何か習慣を始めるとき
- 新たに何かに取り組むとき
継続には大きなエネルギーを必要とします。逆に、継続してしまえば習慣化され、筋トレのような"疲れる"と思われがちな習慣も嫌ではなくなります。つまり、心理的障壁が小さくなるわけです。
ここで、話を少し進めると、語学学習や筋トレなど、様々なことに共通して自身の成長が感じられなくなる瞬間がやってきます。例えば、、
- WritingやReadingは得意だが、ListeningやSpeakingの技能が向上しない
- ○○筋だけ育たない
みたいな感じです。これは、習慣化初期に感じる心理的障壁と同じように、人を挫折させます。習慣化初期と異なる点は"次なる進化の兆しである"ということ。
この状態を"プラトー(英:Plateau 高原)"と言います1)。イメージはこんな感じ。
幼虫が葉を食み、蛹となり、やがて立派な蝶になるように、人間も成長していきます。
このことを理解するだけで、習慣や学習の継続に大きな支えとなるのでは?
おわりに
体調の悪化の原因から、休息の質が悪いこと、質低下の原因について考察してきました。また、習慣のお話と絡めて、学習段階とプラトーについてもお話してきました。
"季節の変わり目だからお体には気を付けてください"と言っていた私が、自分の体の声に気づけていなかったのは大変恥ずかしいことですね(笑)。今後、平日休日問わず、"休息の質を最大化"させ、"生産性を最大化"する、といったことを目指して邁進して参ります。
皆さんも、今回の例を参考に、自分の体について"定量的"に、"科学的"に見直してみてはいかがでしょうか。きっと、一か月後のあなたは別人に生まれ変わっていると私は予言します。
以上、最近の私の反省会と学習過程の性質についてでした~。
Carpe diem
References
1)松本幸夫, 効果的な超学習法, 第8章 心理学活用の学習法(2)
効果的な超学習法 ─—人材育成のために: 0 - 松本 幸夫 - Google ブックス