ダイズ・ダイアリー [Dai's Diary]

ダイズ・ダイアリーでは、何気ない日常とサイエンスのコラボレーション、英語記事、様々な社会問題に関して、筆者なりに論じています。大豆は畑の肉と言われるように、人間の血となり肉となります。ダイズ・ダイアリーも、あなたの知となり肉となれるようなブログを目指します。

【英語学習】英語最弱→TOEIC875点【ボキャブラリー編】

ダイズダイアリーからこんにちは。

ダイスケです。

 

今回は、TOEIC関連記事の第2弾!! ボキャブラリー[Vocabulary : 語彙]の効果的な増加方法についてです。前回の記事を見ていない方はこちらからどうぞ !

dsukehello.hatenablog.com

このシリーズでは、

英語が猛烈に苦手だった私TOEIC 875点

を獲得するまでにしたことをお話します。なので、"私の経験を話す"という持論展開の形式をとっています。でも安心してください! 私は英語を学習すると同時に、脳の仕組みについても(簡単にではありますが)勉強してきました。そこで、脳科学的にも合理性の取れた方法を採用しているので、皆さんにとってもある程度は参考になるかと思います。

 

今回は、前述の通り"ボキャブラリー"の効果的・効率的な増加を達成するために私がやってきたことをご紹介します。非常にシンプルなことしか、私はやっていません。しかし、単語を手書きで必死に覚えていたあの頃と比べて、非常に効率的にボキャブラリーを増やすことが出来ました(その作業は今も続いています)。

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 前回の記事で、お伝え出来なかった部分もあるので、そこからお話を始めたいと思います。それでは、Let's Go!!

 学習の目指すべき場所

それでは、【マインドセット編】でご紹介・強調したかった点をお話します。

まず、"英語は道具であり、それ以上でもそれ以下でもない。"という認識を共有いたします。もし、"英語は道具なんかじゃなくて、立派な趣味であり、目的に値する。"という方がいたら、それでも結構です。ただ、そのような人は既に、TOEICの点数なんか気にしなくとも英語の素養は自然と吸収していきますし、点数なんて気づけば900点だったくらいの感覚だと思います。

 

一方で、このシリーズでターゲットにしているのは、嫌いとか好きとかの次元ではなくて、英語力を効率的に向上させて、自分のスキルアップを図りたい人たちです。そのような人にとっては、"趣味の様に英語に沢山の時間をかける"という行為は手段の目的化に他なりません。

 

もちろん、私は学習している内に、英語が楽しくなってきました。この楽しさを道具に、英語という道具を手に入れるのです。あくまでも、

すべてが道具であり手段です。

 目的は手段に先行します。私の場合は、"宇宙へ行く" という目的があっての英語学習でした。気になる方は、記事の最後に載せておくので是非ご覧ください!!

 

例えば、

  • 会社の昇進に必要である
  • 海外事業部に行きたい
  • 海外で事業を起こしたい

という目的が大切です。自分の心から求めている目標です。これさえあれば、70%は英語習得が完了されたと言えるでしょう。残りの30%は着実に、計画的に、正確な手順を踏めば手に入ります。

 

この、"着実・計画的に"学習を遂行するのに必要なのが、前回お話した

"継続をさせしめる意志力"

です。でも、"心から求めている目標"に向かった行動なので、意志力なんて手に入っていますよね??

 

ここで折れてしまっていては、その程度の目標だったと言わざるを得ないんです。

 

以上の議論を前提に、本論に進みましょう!!!

 ボキャブラリー増加計画概論

それでは、ボキャブラリーの増加計画の概論についてです!!

英語学習に関して、私は"圧倒的なボキャブラリーを手に入れる"ことこそが全てのはじまりだと考えています。言葉は、我々の思考をも支配します。言葉と世界に関する哲学をしたのが、有名な"ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン"ですね。

我々は、この世界を言葉なしには考えることも想像することもできません。目の前にがあれば、

木。森。鳥のさえずり。緑。そよ風。

と言葉による飾りつけがなされ、それが思考となります。使える言葉、すなわち語彙を増やすことは自分の世界を広げることです。今までの自分では説明のできなかった"あの感じ"が、形容する言葉を発見した瞬間に命を吹き込まれた思考対象となります。なんだか、英語の話題とはだいぶそれてしまいましたね 笑

 

要するに、

語彙はめちゃめちゃ重要! 語彙は我々の表現方法を増やし、世界を広げる!!

ということです。言語には、同義語[synonym]が存在しますが、直接的な意味は同じでも微妙にニュアンスが異なる場合があります。そこで、その微妙なニュアンスを表現したい状況に陥ったときに、語彙が多い方が有利です。例として、語彙が多い方が英語の四技能全てに有利です。

  • Reading → 読解スピード向上。微妙なニュアンスを読み取れる。
  • Listening → 知っている単語のみ聴き取ることが出来るので、もちろん重要。
  • Writing → 記述する情報の正確性が高まり、質も高まる。
  • Speaking → 自分の表現の幅が増え、より的確なコミュニケーションが取れる。

この章をまとめると次のようなります。

  • 我々のもつ可能性を最大限に引き出すには、語彙力が必要不可欠
  • 今後学ぶ英語の四技能全てに有利に働く

これくらい、語彙には重要性が詰まっているなら、学習しない手は無いですね!!笑

 First Step 自分に合った語彙本を買う

この章では、私の実践していた"ボキャブラリー増加の具体的な方法論"についてお話致します。まず、単語がまとめて載っている本を用意してください。ここでは特別に"語彙本"と名付けることにしましょう。既に持っている方は結構ですが、持っていない方は次のことに注意してお買い求めください。

自分のレベルにあったレベルの語彙がまとめられた語彙本を手に入れる

これが非常に重要になります。例えば、TOEIC400点の実力ならTOEIC500点レベルの語彙がまとめられている本を購入するのです。自分のレベルは自分が一番よく理解しているので、よく考えて選んでください。

私の例をお話すると、初めて受けたTOEICの点数は715点でした。なので私はTOEIC800点レベルの語彙本を購入しました。ちょっと背伸びをするくらいが丁度良いです。ちなみに私は、これを愛用していました。

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 それでは次のステップです。

 Second Step 語彙の点を蒔く

"語彙の点を蒔く"。なぜこのような表現をしたのか。

それは"語彙とは点だからです"(迫真)

意味が分からない?? それな。これだけでは意味わかりませんよね。説明します。

 

我々は、語彙に触れるごとに、単語が短期記憶→長期記憶の順に定着します。この定着した単語を、点だと仮定してみましょう。すると、皆さんの頭の中には中学高校で習った分の"点々"が無数に存在していることになります。

この点々は、決して無造作に脳内に配置されているわけではなくて、

点と点が相互作用をしています

例えば、"Looking"という点を想起すると"Forward"、"For"、"Into"といった語が連想されます。これは点と点、単語と単語の間に繋がりがあるからです。

 

単語は、別個に存在しているように見えて、脳内で有機的に結びついているのです。よって、あなたの頭の中には、今まで蓄積してきた単語のネットワークが存在することになるのです。

 

これから新しい単語を覚えるときは、自身のもつ単語のネットワークに単語を組み込むイメージを持ってください。まっさらな紙に毎回新たな単語を書き留めるのではなく、語彙のネットワークに組み込むのです。

 

このイメージをすることで、単語と単語の関係を意識するようになります。

  • 単語と単語の関係を発見するとつながりが出来、点と点の間に線が描かれます。
  • 線が増えるほど、ネットワークは密に頑強なものになります。
  • 語彙が増える程に、新たに組み込んだ語彙を忘れにくくなります(省エネ)。
  • 語彙吸収速度が増大します。

この流れができると、もう大きなエネルギーを単語学習に割かなくて良くなります。そのステージまでが勝負なのです。このシステムは見方を変えると、、、

トマ・ピケティが経済格差の拡大を論じたように、語彙力格差が開いていくのです

点を資本と考えます。このシステムによると資本の増大に伴い、次の資本を得る労力が小さくなります。よって、富める者はより富むようになるのです。

皆さんも一緒に、語彙富豪になりましょう。

 

それでは次、"Third Step 繋がりを増やすための策略"と言いたいところですが、皆さん4000字近く読んで疲れていると思うのでまた次回とします(笑) 

 おわりに

今回は、私のボキャブラリーの増加原理についてご紹介いたしました。

 

この原理を理解し使用できれば、あなたはもう"語彙"を増やすことを楽しんでおり、覚えることが苦ではなくなっていると思います。覚えることに労力を費やすのではなく、幅広い語彙に触れることに力を入れるようになります。

 

次回は、実際に私の行っていた単語の蓄積方法について、単語の語源を交えながらお話します。

 

ここまで読んでくださって、ありがとうございます!!

今日からでも単語の蓄積を少しずつ初めて、一か月後に笑いましょう!!!!

 

それでは、まったね~

Carpe diem

 References

1) 宇宙を目指したきっかけと現在に至るまで

dsukehello.hatenablog.com

dsukehello.hatenablog.com

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