ダイズ・ダイアリー [Dai's Diary]

ダイズ・ダイアリーでは、何気ない日常とサイエンスのコラボレーション、英語記事、様々な社会問題に関して、筆者なりに論じています。大豆は畑の肉と言われるように、人間の血となり肉となります。ダイズ・ダイアリーも、あなたの知となり肉となれるようなブログを目指します。

【NIMS】子供の理科離れを防ぐ新たな動画教材

ダイズダイアリーからこんにちは。

ダイスケです。

 

突然ですが、みなさんは"理科離れ"という言葉に馴染みはありますか? 私は、つい半年前くらいまでは無かったのですが、あるきっかけから意識するようになりました。理科離れとは、

"理科に対する子供の興味・関心・態度が低下し、結果国としての科学技術の基盤が脅かされるような複合的な問題の総称"

を指すと言えるでしょう。あまり、深刻に捉えられていないようですが、この問題は過去に"科学技術立国を誇っていた日本"と程遠い未来を暗喩しているように思えます。

 

"理科離れ"という社会問題に関しては別の記事で書くとして、今回の記事では"理科離れ"を防ぐ先進的な教材について考えてみました。何故か? それは、、

学校での教育方法が子供たちをワクワクさせないこと

が1つの直接的な原因であることが考えられます。スーパーサイエンスハイスクール事業の下に育った子供や特別な場合は勿論ありますが、伐根的に解決するには普通高の教育を変質する必要があるように思います。そこで、教材の工夫をすることでいかようにも学生は"理科への興味を示す"と私は考えています。

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今回、理科教育において重要である点について考え、最後にはおススメの動画教材も紹介します。それでは早速、Let's Go~!!

 理科への興味関心を持ってもらう

今回の記事では、小学校の理科の区分にとどまらず、広義の理科 "化学、生物学、物理学、数学"を対象とします。理科とはそもそも、

"理(ことわり)に関する科学"

であると言えます。自分の目の前に横たわる現象、例えば

  • どのように心臓が動くのか
  • 雷が落ちる原因
  • 太陽は何故あんなにも眩しいのか
  • 何故空は青いのか
  • 風邪はどうして吹くのか

などを、自然界のルール(理)から明らかにしていく学問だと言えます。そこには、論理性や合理性が伴っていることから、理科を学ぶことで"論理的な思考"、"合理的な判断"をすることが出来るようになるのです。"ロジカルシンキング"に関する本が、近年多数出版されていますが、そんなところで勉強しなくても、理科を学べば自然とついてくると私は考えています。

 

本当の意味での"理科学習"とは、先生が板書したものをノートに写してテストで良い点を取るのではなく、誰もが納得する答えを自分の頭の中で導き出せるようになることだと思います。暗記教科でもなんでもありません。

 

ただ、現状の日本における教育システムは、理想的な理科教育の状態とは離れすぎているといえるでしょう。受験のための勉強が第一義に来ているところが多いです。考える力を養うことが第一義に来ているところは少ないです。

 

では、学生はどうすれば自分の頭で考えて理科をするようになるのでしょうか。それは、

  1. 教育者が一緒に考える姿勢を示すこと
  2. 理科の楽しさを教育者が理解していること
  3. 相手のレベルに合わせた学びを提供してあげること

がポイントになってくると思います。1.や2.は別で触れるとして、今回は3.についてお話致します。

 

読者の方々に質問ですが、あなたはどんな時に勉強が"楽しい!!!"って感じますか? 多分、多くの人が

  • 問題を解けたとき
  • 分からなかったところを理解できた時

と答えると思います。その、"分かった!!"の気持ちが、興味関心を育みます。ちなみに、古代ギリシャにおける"分かった!!"を表す感嘆詞は、

Eureka (エウレカ) !!!!

と言います。よって、子供たちのエウレカを引き出すには、相手の学習レベルを把握する事が大切であると言えます。

 

でも、こんな人もいると思います。理科への苦手意識、失敗経験の思い出が強すぎて、中々手を付けられない。手を付けられないので、"エウレカ"を手に入れる以前で留まっている。

そこで、今回紹介するような動画教材が有効であると提案します。

 学び方は1つじゃない

勉強というと、机に向かって問題を解き、暗記をするみたいなイメージをする方も多いと思います。しかし、勉強はもっと自由であるべきです。

例えば、

  • 絵を描きながら勉強する
  • 運動と合わせて勉強する
  • 立ちながら勉強する
  • 博物館へ行って勉強する
  • 動画を視聴して勉強する

など、色々な方法があります。特に、最後に述べた"動画を視聴して勉強する"は、特に理科が苦手な方に学習効果の高い方法です。映像情報により、具体的なイメージを共有できるようになり、なにせ"分かりやすい"のがポイントです。動画ばかりに偏った勉強では、大きな成長は見込めませんが、とっかかりには最適の教材であると言えるでしょう。

 

ここで、私のおすすめの動画教材を紹介します。出典は、あのNIMSです。"NIMS"ってなんだ? という方もいるかと思うので簡単に説明。

NIMS (National Institute for Materials Science)、通称ニムス。国立研究開発法人 物質・材料研究機構です。名前だけ聞くとお堅い機関の様ですが、YouTubeチャンネルを持っています。その理系動画が、

もうめちゃめちゃ面白いんです!!!

早速紹介します。こちらがNIMSの公式YouTubeチャンネルです。

www.youtube.com

例えばこのシリーズ"未来の科学者たちへ"は凄くお勧めです。

www.youtube.com

これ、すごい不思議じゃないですか?? 興味を掻き立てられませんか??

こういった動画教材に、私ももっと前から触れ合えていればな~と感じてしまいます。

 

是非、方法に捉われずに、様々な学びに挑戦していきましょう!!!

 おわりに

今回は、"理科離れ"を防ぐ一つの提案として、動画教材を紹介いたしました。学びの形にこだわらない姿勢こそが、子供の興味・関心を掻き立て、その副産物として学力がついてくると思います。このブログを読んでいる方でお子さんがいたら、是非今日紹介した動画を親子で見て、"なんでこんなことがおこるのか"を一緒に考えてほしいと思います!!!!

 

ここまで読んで下さってありがとうございます。それでは今回はこの辺で。

まったね~

 

Carpe diem