努力の麻薬的作用 ~ベクトルで考える費用対効果~
おはよう、こんにちは、こんばんは。
ダイスケです!
最近、ますます日が短くなりましたね。今年も残すところ2ヶ月くらいか。早いものです。みなさんは今年、どんな事を達成しましたか?どんな事をやり残していますか?
あと2ヶ月、一緒に走り抜けましょう!!!
突然ですがみなさん、"努力"とは一体なんだと思いますか?みなさんはどのように定義しますか?汗水を垂らした人が賞賛される、努力する事が美徳である、という文化が日本には存在します。
今回のブログでは、そこにあえて突っ込みを入れていこうかと。何故なら努力にも質が伴うと、私は考えているからです。なんでも努力すれば良いってもんじゃないという立場に立っているからです。
努力の根底を見直す事で、2018年の残された2ヶ月を、1年間の密度で過ごせるかも知れません。
それでは早速行ってみよう!!
努力とは一体何か
努力っていったい何でしょうか。
- 自分の力をすべて出し切ること?
- 結果に繋がる行動をとること?
- 毎日決められた時間に学校、会社へ行くこと?
人それぞれの定義があると思います。人それぞれの努力があっていいと私は思います。しかし、何故自分が努力をしているのか、については常に考える必要があります。
何故なら"手段の目的化"が発生してしまいかねないからです。しかし、それに気づかずに盲目的な努力を重ねている人を時々目にします。このような、努力という1つのプロセスが目的化してしまう経過を考えてみましょう。
努力の麻薬的作用
自分の世界にとどまることで頭でっかちになってる人をよく見かけます。やる気は有るが方向性がはっきりしなかったり、迷走しているタイプ。
自己分析すると、私も割と方向性がはっきりしないタイプだと感じます。どちらかというと好奇心先導型、キュリオシティドリブンって感じです。趣味の世界やプライベートでは最高のスタイルだと思いますが、課題解決が求められる局面では良くない癖であると感じています。
- 方向性が間違った努力をしている
- 非生産的な努力をしている
- 必要以上の努力をしている
にも関わらず、そのサイクルから抜け出す事が出来ない人が多い原因があると考えられます。一種、脳内麻薬のような作用が”努力”には秘められているのです。
ベクトルで考える費用対効果
努力は、自分の時間と労力を費やすということ。すなわち人生という総資産から、資産を切り崩して投資をすることに等しいと考えることができます。ここで線形代数的な視点を導入すると、図のような座標系が考えられます。AさんとBさんの努力を数値化した物を位置ベクトルで示してみます。縦軸が効果(努力に即した結果)の大きさ、横軸が努力(時間や労力など)の大きさを示しています。
ここでの努力の質は、BさんよりAさんが高いと言えます。
その無駄を減らすことが、費用対効果(y/x)を高めることにつながるわけです。ここでベクトルの例を用いたのは、努力の方向が大事だということを言いたかったから。
努力は、スカラーすなわち量を多くすれば良いってものじゃない、その方向性が重要であるということです。
おわりに
自身の経験値を高めて世界、視野を広げる点ではキュリオシティドリブンな姿勢が大切だと感じます。しかし、一度方向を定めた後は、注意が必要です。自分は何を目指して、今何をしているのか。
- 快楽を得たいのか
- 結果を得たいのか
今一度考える必要があるのです。さらに言うと、それを踏まえた上での好奇心は、固まった視野を広げる意味では重要だと感じます。
何が言いたいのか分からなくなって来たので、まとめます。
- 自分が時間や労力を割いている目的に、自分のベクトルは向いているのか常に確認する。
- 努力という麻薬の虜にはならない。
- その上で視野を広げる好奇心が重要なこともある。
以上、"努力の麻薬的作用 ~ベクトルで考える費用対効果~"についてでしたー!
Carpe diem
References
1)中野信子(2017), 努力不要論, 11刷, 第1章 努力は人間をダメにする 努力すると洗脳されやすくなる, p56
努力不要論――脳科学が解く! 「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本
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