" Work-Life Balance " と " Work As Life "、あなたはどっち派??
おはこんばんにちは。
ダイスケです!!
私の住んでる地域では、予報快晴のはずが曇り空。ブログ日和ですね。
快晴を期待して、バイクツーリングに行く気満々だったのに...!!!! 延期ですね。
前置きはこれくらいにして...
今回は、皆さん一度は耳にしたことがあるはず
"Work Life Balance"と、近年急速に普及しつつある
"Work As Life"について書きたいと思います。
この記事の目的は、
たった今この記事を読んでいる"あなた"が、
自分のスタイルに合った働き方って何だろうか??
と考えるきっかけを作ること、問題提起をすることです。
私と一緒に、自分に合った働き方を考えてみませんか??
それでは、
キノコの山とたけのこの里、あなたはどっち派? 的なブログの、始まり始まり~
- 世界の労働状況
- 関心の高まる労働形態
- "Work-Life Balance"と"Work As Life"
- 最高のワークスタイルを求めて。
- "Work-Life Balance" の功罪
- "Work As Life" の功罪
- 終わりに
- 今回のブログでは
- References
世界の労働状況
まず労働に関して、世界の中での日本の立ち位置を明確にしていきましょう!!
Figure 1に、2017年度における日本および諸外国の労働時間を示します1)。
図を見ると分かる通り、
全体の傾向としてヨーロッパの労働時間は比較的少なく、北アメリカの労働時間は多い
ことが分かります。今回の比較における日本の立ち位置は、"労働時間は中くらい"といったところでしょうか。
ちなみに、前年の2016年度データも確認したところ、日本では1713時間であり2017年度に比べて3時間多いという結果でした。
そこで、労働時間に関して2016年および2017年度の間に大きな差異は見られなかったことから、労働時間(2017年度)と、次に述べるGDPデータ(2016年度)との比較は成り立つものとします。
続いてFigure 2に、OECDの公開している各国のGDP (2016年度)比較を示します2)。
比較群の中ではスイスのGDPがトップ、次いでアメリカやドイツという結果でした。
以上より、
労働時間と各国のGDPの間には、相関性が見られない
ということが言えそうですね!!
特に、ドイツやデンマークと日本を比較すると...
ここに、日本の問題点が隠れているように思います。
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- 最高のワークスタイルを求めて。
- "Work-Life Balance" の功罪
- "Work As Life" の功罪
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関心の高まる労働形態
それでは、問題は一体何なのか。それは労働の質です。
時間が多いにもかかわらず、諸外国にGDPでは勝てないということは、
時間の質、時間の密度が低いことを示唆しているでしょう。
そこで、この時間の密度を向上させることに直結する活動こそ、
労働形態の再考に他ならない
と私は考えています。
実際に近年、働き方改革やプレミアムフライデーという言葉を耳にします。
働き方、すなわち、労働形態そのものに関する変革運動が高まっているのは、
前述のような問題点を、皆が薄々感じていることの表れに他ならないのではないでしょうか。
高度経済成長を果してから現在に至るまで、
多くの会社では全体優先、会社優先という考えが原則として横たわってきました。
でないと、集団というまとまりが破綻しますからね。
これは社会通念として殆どの人が認めていることだといえます。
だから先輩から飲みに誘われたら必ず行く。
家族との時間を犠牲にしてでも行かなきゃいけない。
暗黙の了解ってやつです。
この暗黙の了解は、目には見えないけど確かに存在する"外力"として、
集団をまとめてきました。
一方、近年は個人の生活や思想を重視する人が、当時に比べて格段に多くなったのではないか、と思います。
高度経済成長期の初期に比べれば、現在の日本は格段に豊かになり、多くの人は衣食住満足した生活を送れるようになりました。
物質的な豊かさの増大に伴って、今度は内的な豊かさが要請されるようになってきた
と、私は考えています。
例えば、"Vokers"といった会社の評価サイト登場は、
"会社から選ばれる"時代から"会社を選ぶ時代"
にシフトしつつあるということを端的に表しているのではないでしょうか3)。
"先輩から飲みに誘われても断る輩が増えた"
"これだから最近の若者は"
と嘆かれるのは、このような時代の移り変わりによって生じた食い違いが原因であると考えられます。
昔に比べて今の人が劣った、とか無礼になった、
とかそういうことでは無い。
時代の流れに伴い、新しい仕事への態度が生まれた
たったそれだけのことなのです。
かなり話が逸れました。要するに、
- 従来の日本には"集団を重視する"傾向がみられる。
- 近年の日本には"個人を重視する"傾向がみられる。
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- "Work-Life Balance"と"Work As Life"
- 最高のワークスタイルを求めて。
- "Work-Life Balance" の功罪
- "Work As Life" の功罪
- 終わりに
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"Work-Life Balance"と"Work As Life"
ここで、
本題の"Work-Life Balance"と"Work As Life"
についてです。
"Work-Life Balance"は内閣府によると...
仕事と生活の調和
という意味となります4)。つまり両者のバランスを大切にするという概念。
単純明快なこの一文には、
仕事と生活は相容れない、独立した存在である
、というニュアンスが含まれていますね。線形代数で言うならば、基底"仕事"と基底"生活"の線形結合が人生、みたいな。
違うか。
一方、"Work As Life"はダイスケ脳内辞典によると(良い文献が見当たらなかった)...
生活としての仕事(直訳)
となります。つまり、
両者は不可分であり、生活するように仕事をする。
あえて両者を分けないことが大切である、という概念。
こちらはミステリアスで知的で魅力的な、
落合陽一さんの影響で広がった概念もといえるでしょう。
先ほどの、時代の流れに伴う通念の変質のところに照らし合わせてみると...
集団を重視する旧来の考え方は、会社などの集団を重視するあまり、家族との時間など生活に関することが疎かにすることを招く。よって仕事と生活、両者のバランスを考えることが、人生をより幸福なものにする。
→"Work-Life Balance"が重要である。
個人を重視する新たな考え方は、社会の波に揉み消されないほどの独創性、自分を守ってくれる集団が存在しないために自分自身の堅牢性を要求する。よって社会から突出するために普段の生活中も、常に新たなアイデアや突破口を求める。
→"Work As Life"が重要である。
となりそうです。
- 世界の労働状況
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- "Work-Life Balance"と"Work As Life"
- 最高のワークスタイルを求めて。
- "Work-Life Balance" の功罪
- "Work As Life" の功罪
- 終わりに
- 今回のブログでは
- References
最高のワークスタイルを求めて。
それでは、
"Work-Life Balance"と"Work As Life"の一体どちらが優れているのでしょうか。
答えは、両者引き分け、どちらも優れていると私は考えています。
例えば、以下のことが考えられます。
"Work-Life Balance" の功罪
なんせ、高度経済成長程の大きな力を成し遂げるためには、Work-Life
Balance を皆が取り入れて、国としての一体感を高める必要がある。
集団で大きなことを成し遂げるためには有効である。
しかし、
- 集団凝集性の観点から同調圧が生じてクリエイティブなことがやりにくい。
- 集団浅慮の観点から誤った方向に進みやすい。
という欠点もあります。
"Work As Life" の功罪
全体の理解が得られないこと、いまだかつて誰も挑戦したことの無いことに挑む際には効果的である。今まで誰もやったことがないので、目の前はブルーオーシャン。
普通の人が休んでいる時も、頭の中では創造を繰り返しており、社会の中で突出するには大変重要。
しかし、
- 所属する集団が複数存在するとき、メリハリが生まれにくくなり、全体としての効果が発揮されない恐れがある。例えば家族という集団に属する場合は、家族サービスに難が生じる。
という欠点が考えられます。
落合陽一さんを筆頭とした、アーティスト、サイエンティスト、企業家など、
クリエイティブな人はWork As Lifeを実践しているように感じます。1つのことに没頭してしまう、逆を言うと他のことが疎かになってしまいがちな感じが見受けられますね。
ここ最近私は、"Work As Life" を取り入れた生活を送っていますが、
毎日頭の中でアイデアがうごめき、非常に充実した生活を送っています。
全然辛くないし、とにかく毎日満足して目を瞑り、目が覚めると今日は何をやろうか、と活力的になれる。しかし、"Work-Life Balance" の良さは知っているし、全然否定するつもりは無いです。
最終的に私は、両者を折衷的に利用していければ最高だな、と考えています。
前述の通り、どちらが良いとかそういう事ではありません。
時間軸的には"Work-Life Balance" → "Work As Life"の順ですが、古いから悪くて新しいから良いって訳でもありません。
故きを温ねて新しきを知る、という言葉があるように...
それではここで質問です。
現在のあなたはどっち派ですか?
"Work-Life Balance"と"Work As Life"のどちらが自分のスタイルに合っていますか?
それとも両者を上手に採用していますか?
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- "Work As Life" の功罪
- 終わりに
- 今回のブログでは
- References
終わりに
今後、ネット環境は発展途上国にも急激に普及し、グローバリゼーションの更なる加速が予測されます。その中で、
日本国というアイデンティティ、その存在感を保つためには、労働形態について一人ひとりが考え、生産性を向上する必要があると思います。
って政治家かよ。
またまた真面目に考えてしまった。。ブログ一本書くにも頭使うんですね。。
今回のブログでは
働き方についての概念、"Work Life Balance"と"Work As Life"について書いてきました。
ここまで読んでくださった皆様は、この2つに関してどうお考えですか?
今回の議論には、正解が無いし、終わりがありません。一般解などありませんよね。最初に例として出した、キノコの山-たけのこの里論争と同じなんです。
キノコの里でもたけのこの山でも、キノコのたけのこでも山の里でも良いんです!!!!
だからこそ、自分に合ったワークスタイルを模索し、確立する必要があると、私は思うのです。
今後、このような既成概念を超越した、
"Work Work Work !!!"とか出てくるかもしてません (これはブラックやね)。
ここまで読んでいただいた方には、感謝感激雨あられです。
皆さんも充実したWork Lifeを!!!
ではではこの辺で失礼しました~
Carpe diem
- 世界の労働状況
- 関心の高まる労働形態
- "Work-Life Balance"と"Work As Life"
- 最高のワークスタイルを求めて。
- "Work-Life Balance" の功罪
- "Work As Life" の功罪
- 終わりに
- 今回のブログでは
- References
References
1) 各国の労働時間について
2) 各国のGDPについて
3) Vokers 外部リンク
4) 内閣府 「仕事と生活の調和」推進サイト
仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章 - 「仕事と生活の調和」推進サイト - 内閣府男女共同参画局